- 豊富な実績と高い回収能力でいつまでもクリーンな海を守ります。
- 長さ15mのロープに30ヶのオイルスネアーが取り付けてあります。
オイルスネアーは米国バージニア州のパーカーシステムズにより開発された高粘度油専用の油回収材です。その非常にユニークな形状により従来の油吸着剤では回収できないC重油等の高粘度油を、細いループ状の房の中に絡めとってしまう他に例を見ない“油捕獲材”です。過去25年間世界の主なタンカー等の油流出事故においてその実力を遺憾なく発揮し、高粘度油の回収には欠かせない油回収材として、高く評価されています。
また、オイルスネアーは、海上保安庁「排出油防除計画」にてご採用頂いております。
用途
- 岩場やテトラポットが点在する、入り組んだ場所での除去。
- 定置網や養殖場での油の防御。
- 磯や砂浜の油の除去。(波の動きを利用)
- 一般のオイルフェンスとの併用で、より確実な防油対策。
- 水上に散乱する油を囲い込んで集め、回収効率アップ。
- 岩に頑固に付着した油の除去。
- 水上に浮上する油塊の回収。
- 水上に限らずタンクに付着した油の除去など、陸上でも広く使用可能。
仕様
材質 | : | オイルスネアー本体・ロープ共にポリプロピレン製 |
1袋の重量 | : | 7.7kg |
密度 | : | 118kg/m3 |
ロープ径 | : | 7mm |
ロープ引っ張り強さ | : | 508kg |
ポリバッグ寸法 | : | 33cm×79cm |
長さ15mのロープに30ヶのオイルスネアーが付いておりポリバッグに入れて出荷されます。 |
特長
高粘度油専用 | : | 通常の油吸着剤では対応できないC重油等、高粘度の油の回収に威力を発揮します。 |
高い油回収能力 | : | 自重の20倍~60倍の油(1袋最高414kg)を捕獲します。 |
大幅省力化 | : | 波打ち際に設置しておくだけで、波の動きにより油を捕獲します。 |
狭い場所での回収 | : | 岩場等の隙間に入り込んだ回収の困難な油を波の動きにより捕獲します。 |
取り扱い容易 | : | 水は吸わず、沈むこともありません。 |
豊富な実績 | : | 過去25年間の世界の主な油流出事故で活躍しています。 |
安全・簡単な処分 | : | 材料はポリプロピレンを使用しており、使用後は焼却処理ができ、有害物質も発生せず安全です。 |
使用方法
磯や浜辺の波打ち際に設置しておくだけで、波の動きにより油を捕獲します。(夕方に設置し、翌朝引揚げると夜間に捕獲した油を回収できます。)オイルスネアーを何本もつないで長くし、入り江に散在する油を集めることも出来ます。引揚げ時にはロープを切断して回収すると作業のスピードアップを図ることが出来ます。使用時にロープを切断し、1ヶ1ヶのオイルスネアーとして使用することも出来ます。
福井県三国町 油回収作業 | ||
ロシアタンカーナホトカ号油流出事故回収作業
(石川県珠洲市長橋漁港での設置作業)
1.浮遊する油 | 2.浮遊する油を囲い込む | 3.岸辺へ手繰り寄せ | 4.捕獲した油を回収 |
日本原子力発電㈱ 敦賀発電所取水口設置例
オイルスネアーとオイルフェンスとの併用
発電所等の取水口廻りにオイルフェンスと共に設置することにより、発電所を停止することなくクリーンな発電機用冷却水の確保が出来ます。
オイルスネアー 使用例
- オイルスネアーは、通常の油吸着剤では対応できない高粘度の油の回収に威力を発揮します。
- 広い範囲から岩場等の狭い隙間まで、あらゆる場所の油をしっかり捕獲、除去します。
パナマ船籍 C号 重油流出事故 油回収作業
(鹿児島県 志布志湾)
捕獲完了 | |
設置 | 捕獲完了 |
捕獲完了 | |
設置 | 捕獲完了 |
ロシアタンカーナホトカ号油流出事故回収作業
設置 | 捕獲完了 | |
干潮時の 岩場 |
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干潮時の 砂浜 |
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岸壁に 設置 |
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岩場に 設置 |