墜落事故・転落事故から作業員を守る!
変電所や倉庫・下水処理場等の施設では、機器搬入用のステージ(バルコニー)が設けられていますが、作業時には着脱式の安全柵をはずさなければならない場合が多く、作業員の転落や資材の落下の危険性が伴います。そうした問題を解決できないかと、現場の声から生まれた「無事要柵」で現場の安全確保を!
特徴
- 簡単操作
バランスウェイトとウィンチを採用し、ハンドルを廻すだけで可動柵を昇降できます。(操作力は、50N(約5kg)以内) - 三重安全構造で安全・安心
1.昇降柵下降防止ストッパー
2.ウィンチのメカニカルロック(ハンドルを廻さないと動かない)
3.ウィンチストッパー - 滑らかな動作
シンクロ機構により、片側操作で幅の広い昇降柵でもスムーズに昇降します。また、移動できる安全帯用ワイヤの設置により、安全帯を付けた状態でもステージ内を自由に移動できます。 - 堅牢設計と優れた耐候性
主要部はステンレス及び溶融亜鉛メッキ、可動柵はアルミ+焼付塗装。軽量なアルミを使用していながら強風にも耐える設計で、可動柵の高さは1100mm以上を確保しています。 - 新設・既設を問わず設置が可能
建設時にお客様のご要望に合わせて設計することも、既設の老朽化した安全柵と取り換えることも可能です。 - 美観性
景観にマッチしたステンカラー焼付塗装です。(御指定色塗装可能)
操作方法
(施工例:関西電力株式会社殿 北立花変電所)
- 安全帯ワイヤに安全帯をかけます
- 注意喚起テープを引き出して、反対側の駆動ユニットのパイプに差し込みます
(使用後は、自動巻き取り式なので簡単に収納できます。) - 収納BOXから取り出したスパナでボルトを緩め、可動柵のシャフトからロックレバーを解除します。
- 収納BOXから取り出した操作ハンドルを、蝶ナットで固定してから反時計方向に廻すと昇降柵が下降し、時計方向に廻すと上昇します。
昇降柵上昇時 | 昇降柵下降時 |
注意喚起テープ(引き出してフックにかけるだけで簡単に注意喚起が出来ます) | スパナ・操作ハンドル収納BOX | スパナにてロックレバー解除 |
変電所での施工例
関西電力株式会社殿 丹南変電所
施工前
建物機器搬入出入り口の手摺がボルト・ナットによる着脱式となっており、狭いスペースで手摺を取り外し、建物内に持ち込まなければならなかった。作業員及び手摺や工具が落下する危険性が高かった。
施工後
作業員や物の落下の危険性がなくなった。また、安全帯ワイヤを2か所取付けて、2人の作業員がステージを自由に移動できるようになったため、安全帯なしの危険作業を防げるようになった。