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ラバライザー

ラバライザー

油汚染から大切な地球環境を守る

米国HAZ‐MAT社のラバライザーは石油を原料として高純度に精製・抽出された炭化水素ポリマーから形成される最先端の強力な油吸着・凝固剤です。石油を原料としているために石油類との親油性が非常に高く、優れた油吸着能力を発揮します。

吸着された油は素早く凝固し、回収時に滴り落ちることもなく、流出油回収作業を大幅に能率アップします。その強力な吸着能力によりラバライザーは水面に残った薄い油膜まできれいに取り除くことができます。

また、ラバライザーは安全・無害な物質で通常の焼却炉で容易に焼却処分できます。ラバライザーは粒状、チューブ状、マット状のタイプがあり用途に応じて幅広く選択できます。

ラバライザーの特長

  • 強力な油吸着力
    高い親油性を持ち素早く油を吸着します。
  • 強力な油保持能力
    吸着した油は素早くゴム状に凝固し、回収時に滴り落ちません。
  • 高い疎水性
    水分を吸わず、乳化状のものも油だけを吸着します。
  • 容易な取り扱い
    比重が0.4と軽く取り扱いがらくです。また、油吸着後も水面に浮いているため容易に回収できます。
  • 安全・無害
    国土交通省・型式承認番号取得の他、米国環境保護省、沿岸警備隊により安全性が認められています。
  • 簡単な焼却処分
    ラバライザー自身は、焼却による有害な物質の発生もなく、通常の焼却炉で簡単に焼却処分できます。(1%の残留物が残るだけです)
  • 豊富な形状
    粒状、チューブ状、マット状のタイプがあり幅広く選択できます。
  • 優れたコストパフォーマンス
    流出油の回収作業を大幅に能率アップさせ、油回収費用の低減に貢献します。
粒状ラバライザー チューブ状ラバライザー マット状ラバライザー

ISO 14001取得に最適!

ISO 14001規格の「4.4.7 緊急事態への準備及び対応」より抜粋

『組織は、事故及び緊急事態について、可能性を特定し対応するための、並びにそれらに伴うかもしれない環境影響を予防して緩和するための手順を確立し、維持しなければならない。』

ラバライザー仕様

チューブ状

品番 直径 長さ 内容
本数
出荷重量 荷姿 1本あたりの
吸着量
トータル
吸着量
RB3D10L3B 83mm 3.0m 3本 12.0kg ダンボール箱 約20L 約60L

マット状

品番 サイズ 内容枚数 出荷重量 荷姿 1枚あたりの
吸着量
トータル
吸着量
RPW1W1L12B 0.3m×0.3m 12枚 10.4kg ダンボール箱 約4L 約48L

粒状

品番 サイズ 出荷重量 荷姿 トータル
吸着量
RPT50LBB 23kg 25.0kg ダンボール箱 約145L

適用油種と吸着・凝固能力
(ラバライザー1kgで吸着・凝固できる各種油の量)

燃料

  • 船舶用燃料5.5リットル
  • ディーゼル燃料5.5リットル
  • ガソリン5.5リットル
  • ジェット燃料5.5リットル

オイル

  • A重油5.5リットル
  • B重油5.5リットル
  • 原油5.5リットル
  • ナフサ4.2リットル
  • 切削油5.5リットル
  • 変圧器オイル5.5リットル
  • モータオイル4.2リットル
  • 芳香族5.5リットル

塩素系溶剤

  • 四塩化炭素5.5リットル
  • トリクロロエチレン5.5リットル
  • テトラクロロエチレン5.5リットル
  • クロロホルム5.5リットル
  • トリクトトエタン5.5リットル

その他

  • テレビン油5.5リットル
  • トルエン5.5リットル
  • キシレン5.5リットル
  • ベンゼン5.5リットル
  • 石油エーテル4.2リットル
  • 混合ヘキサン5.5リットル

吸着・凝固試験法 試験液を18℃で21時間保持し、凝固した試験液に7kg/cm2の圧力を加える。

許可通知
カリフォルニア州
水源管理委員会
米国運輸省・
米国沿岸警備隊
米国環境保護庁

 

ラバライザーの溶出試験結果

試験方法:溶出試験

計量対象項目 記号 計量単位 計量結果
1 水銀及びその化合物 T-Hg mg/L 0.0005未満
2 アルキル水銀化合物 R-Hg mg/L 不検出 0.0005未満
3 カドミウム及びその化合物 Cd mg/L 0.001未満
4 鉛及びその化合物 Pb mg/L 0.01未満
5 有機りん化合物 Org-P mg/L 不検出 0.1未満
6 六価クロム化合物   mg/L 0.01未満
7 ひ素及びその化合物 As mg/L 0.001未満
8 シアン化合物 CN mg/L 0.01未満
9 PCB   mg/L 0.0005未満
10 トリクロロエチレン TCE mg/L 0.002未満
11 テトラクロロエチレン PCE mg/L 0.0005未満
12 生物化学的酸素要求量 BOD mg/L 3.0
13 科学的酸素要求量 COD mg/L 2.6
  以下余白      
         
         

揮発性有機化合物濾過試験結果

検出化合物 ろ過前 ろ過後
1,2-ジクロロエタン 700 96
ベンゼン 5.8 0.33
テトラクロロエチレン 3.7 0.07
トルエン 19 0.7
キシレン 2 0.08
*分析項目及び分析方法: JIS K 01255.2

海上保安試験研究センターによる試験成績書

 

陸上での用途と使用方法

用途
  • タンクなどからの流出油の回収
  • 工場の床にこぼれた油の回収
  • タンクローリーからこぼれた油の回収
  • 重機械・部品洗浄水からの油の回収
  • 排水溝でも浮上油の回収
  • 産業廃棄物として搬出する廃油の固化
  • 油水分離槽など排水処理での含油排水の処理
使用方法
  • 油に対して15~25重量%の粒状ラバライザーを均一に散布してください
  • 漏油場所にマット状ラバライザーをあててください
  • 油流出場所をチューブ状ラバライザーで囲い込んで油の拡散を防いでください
  • 含油排水処理のろ過剤として粒状ラバライザーをネット等に入れてご使用ください

陸上での使用例

機械からの油漏れに 排水溝の浮上油回収に 排水溝への油流出防止に
重機械からの油漏れに タンクローリーからの油漏れに 貯蔵油の油漏れに

海上・河川・ダムでの用途と使用方法

海上

用途
  • 海上での油流出、ならびに陸上からの漏洩油の回収
  • 海洋汚染および海上災害の防止に関する法律に基づく 備蓄用の資材
    (国土交通省・型式承認番号 第P-550)
使用方法
  • チューブ状ラバライザーをオイルフェンス状に張り、流出油を囲い込んでください
  • 油に対して15~25重量%の粒状ラバライザーを均一に散布してください

河川・ダム

用途
  • 河川・ダムへの漏洩油の回収
  • 含油排水の河川・ダムへの流出時のろ過
使用方法
  • チューブ状ラバライザーをオイルフェンス状に排水溝のまわりに張り、流出油の拡散を防いでください
  • 油流出場所の下流にチューブ状のラバライザーを張り、流出油の拡散を防いでください
  • 含油排水を河川・ダムに廃棄する際、ろ過剤として粒状ラバライザーをネット等に入れてご使用ください

海上・河川・ダムでの使用例

海上への油流出に 海上での油回収に
排水口からの油漏れに 河川での油流出に

取り扱い・保管上の注意

  • 本製品は安全・無害な物質ですが消防法上指定可燃物となるために、3,000kg以上貯蔵するときは市町村条例に定められた基準に従う必要があります。
  • 焼却処分する場合、対象の油によっては有毒ガスが発生することがありますので、排ガス処理ができる焼却設備で処分してください。尚、本製品からは有毒なガスは発生しません。
  • 使用時以外は直射日光を避け、室内で密閉保管してください。

 

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